望遠鏡の設置場所

    設置場所
 実家(中国山地のど真ん中)の庭に望遠鏡の設置場所を作りました。 ブロックで囲み防草シートを張って白い砂利を入れました。 約2m角です。 今までも草むらに設置しているので、地面の硬さは要求していません。 はったコードが泥だらけになるのが防げれば十分です。  天候の安定した秋はここがメインの撮影場所になります。
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洞窟星雲東の撮影・前処理法

 先に紹介した洞窟星雲東の撮影法の紹介です。

 カメラは天文改造されたD810です。  それを冷却状態で使います。 当日は‐2℃でした。 フィルターはIDAS HEUIB-II。 感度設定はISO8000、露出は90秒、WBは太陽光で,HEUIB-IIを装着した状態であらかじめ取得したものを使います。 WBの設定は別に必要ではありませんが、現地での結果確認が楽になります。 
 撮影は2コマモザイクです。 まず西を5枚撮影します。 画素ずらしを45°方向に約50μmほど動かします。 ガイド用CCDを動かします。 2013-04-22の書き込みを見てください。 今はマイクロメーターが電動化され遠方(車の中から)操作が可能になっています。 CCDOPSは働いたままですから、同じガイド星を使い続けることになります。 ガイドが落ち着いたらまた5枚の撮影です。 これを4セット計20枚の撮影が終われば、東に移動します。 東側でも同じく5枚づつです。 こちらは5枚8セットの計40枚の撮影です。 そして再び西に移動し、5枚4セット20枚の撮影を行います。 このように東西または南北を行き来することにより、モザイク撮影時の空の変化にある程度対応が可能です。 なお撮影はRAWとJPEGの両方を撮ります。 JPEGはフライアイルーペを使って時々星像チェックを行うためです。 突然のシーイングの乱れがあれば5枚に対し余分に撮影します。
 撮影後はフラットの取得になります。 フラット用の光源はパソコンです。 2014-12-18の書き込みの方法です。 フラット取得の条件は撮影時と同じです。 露出時間も同じです。 フラット処理の主な目的が周辺減光やゴミの除去ではなく、ピクセル間の感度バラツキ補正にあるため撮影時と全く同じ条件である必要があります。 カメラ温度も合わせる必要があるため、現地での明け方の作業は必須です。 パソコン画面の色と明るさをフォトショップで調整、撮影時のバックグラウンドに合わせ込みます。 フラットの撮影枚数は10枚です。 質の良いフラットを得るには撮影枚数と同等が必要と言われます。 画素ずらしでない場合は40枚ですが、ずらし法では5枚でOK。 念のため倍の10枚のフラットです。
 自宅に帰り処理開始です。 先ず、すべての画像をTIFFに現像します。 この時のソフトはカメラ指定のもので、やはり指定ソフトは一番描写がよいようです。 
 撮影5枚セットは位置合わせなしでコンポジットです。  位置合わせをするとフラット処理によるピクセル間のばらつきが補正できません。 コンポジットはステライメージによるσクリップ加算平均です。 以下の作業は全てFITSになります。 σクリップにより、人工衛星を除去できます。 フラット10枚もコンポジットして、先の5枚コンポ画像に対してフラット処理を行います。 それが東西それぞれ8セットになります。
 次のコンポジットは8枚の画像に対してですが、撮影時にずらしているため、ここで初めて2点位置合わせを行います。 1点でも結果が良い時もあります。 FITS画像上でトーンカーブを調整してTIFFに変換、画像処理のスタート画像が出来上がりです。 

極軸に求められる精度

 極軸の合わせ込はどのくらい必要なのでしょうか? コンポジットなどなく1枚画像勝負の銀塩時代はM81 82が2時間露出で止まるのが一つの目標でしたが、このレベルまで機材をチューニングできた人は10本の指に足らないか超えるか程度ではなかったかと。 それでも南天のエータカリーナでは回転してしまいました。 オフアクシスではガイド鏡と主鏡のたわみずれはなく、ガイド星は点になりますが、ガイド星を中心に視野の回転が生じます。 この場合はガイド星は画面の外になります。 
 ではどの程度に合わせこめばいいか? かつて計算したことがあります。 天球を平面とみなした簡易的な式です。

      画面上(CMOS 上やCCD上)のズレ・・・・・ dμm
      撮影鏡の焦点距離・・・・・・・・・・・・・・・・・・   Lmm
      ガイド星からの角度・・・・・・・・・・・・・・・・・・  l ° 
      極軸のズレ   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  Δp 分
      対象天体の赤緯  ・・・・・・・・・・・・・・・・・  Θ°
      撮影時間      ・・・・・・・・・・・・・・・・・   t h

とします。 単位はそのままでその数字を使ってください。 細かい導出は省きますが、次の関係があります。

       d=0.075×L×l×Δp×t÷(90-Θ)

計算式は大胆な簡略化のもと、円座標で考えています。正確には球座標で考えなくてはなりませんが。 極軸のズレが東西方向か南北かで、また撮影が子午線付近かそうでないかで結果は違いますが、この式で得られるズレd はワーストケースです。
 例えば、Canon5Dで、赤偉60°の天体を焦点距離500mmで撮ることを考えます。 オフアクシスを使わず、強固なガイド鏡でガイド星は画面中央の理想的な位置にあったとしても、周辺の星は画面中心から20mm離れています。 見込み角にすると、2.3°です。 オフアクシスを組んだとしたら画面外のガイド星ですからもっと厳しくなります。 2時間露出で周辺の星を20μmに収めようとします。 今のデジカメでは20μでは許されないかもしれません。 それでも、極軸に要求される合わせ精度は3.5分になります。 北極星の大気差が2分ですから、我々のように北極星を使った合わせ込ではほぼ不可能ではないでしょうか。
 では焦点距離1000mmではどうか? 結果はほとんど変わりません。画面中央からの距離が同じでも焦点距離が長い分見込み角が大きくなるからです。 500mmのとき2.3°だったのですが、1000mmなら、1.2°になります。
 繰り返しますが、これは極軸が最悪の方向(ほとんどの場合南北方向)にずれたときです。実際には、運がいい人はこれほどずれません。
 それでは、ずれを防ぐにはどうするか? 露出時間を短くする、極に近い対象を撮らないことです。 後は星に祈ることです。極軸を正確に合わせるのは当然ですが、その前に極軸の偏芯もうたがってみる必要があります。 一度遠くのビル覗いてチェックしてみることをお勧めします。偏芯もそうですが、北極星の子午線通過がちゃんと再現できてるでしょうか?
 CCDやデジカメの場合露出時間は比較的短く回転は目立たないかもしれません。 しかし複数枚のコンポジットの場合、微妙な回転が画質を悪くする可能性もあります。 微妙な回転は画像の再サンプリングと同じですから、失う情報は必ずあります。 できれば、回転はないに越したことはありません。

世界同時株安

 中国発の世界同時株安が止まりません。 世界経済がいかに中国に依存しているかということです。 でもいい機会だと思います。 中国経済が巨大化する以前と今を比べると、政治と経済の両面で、世界はどちらが幸せだったか? そろそろ中国抜きの経済秩序をもう一度構築すべきと思います。 政治も経済運営も世界が中国を受け入れるには、今のままではやや無理があると思います。

秋近し

            ショウリョウバッタ
 庭にショウリョウバッタがいました。 庭で見るのは何年ぶりかです。 環境が回復しているのならうれしいのですが。

D810ファーストライト

 先日のガリバー跡地での成果です。 そしてD810での初めての作品です。 感じたことは、画像処理が簡単。 少々荒っぽい処理をしても耐えてくれる粘りのある元画像が得られます。 そして、星が飽和しません。 星の色が豊かです。 ダイナミックレンジが広いということです。 EOS1DXを確実に超えています。 1DXより上ということは、現行の全てのEOSシリーズに対してアドバンテージがあるといっても間違いないでしょう。 ただ新画像エンジンを積んだEOSが出れば逆転されるかもしれません。 その時はまたその時です。
 D810の唯一の欠点は小さなFマウントに起因したものです。 SDPと組み合わせたときフルサイズといえども、使えるサイズは22.5×33mmです。 それでも十分な画素数が残ります。 写真レンズと組み合わせた時には、もちろんこの問題はありません。 
 
 大きな画像はこちらから・・・・・
    http://astronomicalimage.web.fc2.com/hpb/STARTOWN/mysite2/810dokutsu.html

PENTAX 150SDP

 全く個人的な備忘録です。 KY博士の主砲PENTAX 150SDPの発売日です。 1997年の12月発売だと・・・・ 手元に届いたのは暮も押し迫ったころだと記憶しています。 18年使ったことになります。 確かに高価な機材ですが、ひたすら使い続けると結局安くつくことになります。

ガリバー跡地遠征

 ガリバー跡地へ二度目の遠征を仲間三人と敢行。 我々以外も多くの天体写真ファンが集まっていました。 そして晩飯は三色そぼろ御飯です。 その他、焼きそばとピリ辛茄子の肉みそ炒めと地上に引けを取らない夕食です。
     三食そぼろ
 
 天気は一時薄雲がかかることもありましたが、おおむね晴れ。 3時まで撮影、その後就寝。 気温⒖℃、布団をかけて寝れる幸せを堪能。 7時に起きたときはほとんどの人はもう帰っていました。 我々の機材はMS-5とMS55i、超重量級のため一寝しないと片付けるパワーが出ません。 20年前の銀塩時代は憧れの機材でしたが、今日のデジタル時代では、無用の重量、軽蔑の対象でしかありません。
    ガリバーⅡ


70年談話

 まぁあんなもんでしょう。 ちょっと八方美人的なところはありますが、 国内外からの批判がトータルで最小になることを狙ったものとすれば、よく練れた文章だと思います。 その分安倍総理の個人的本心は薄まっていますが。 村山談話の場合は彼の個人的歴史観国家観に基づいたものでしたから、いい悪いは別にして、より人間味が出ています。 まぁそれが国のトップとしていいかというと、それは別の問題でしょう。 いずれにしても、特定アジア三国はあらさがしの最中ですね。

ダイエット洗車

 新月期なのに、天候が安定しません。 日中晴れて夜曇るパターンが続いています。 それでも出撃の可能性があるかと、洗車しました。 ホイールまでワックスをかけてピカピカ。 暑い中の洗車で体重が1.1Kg減。 夏の洗車はダイエット効果大です。 そして夜のビールはきっと美味しいでしょう。 それで体重は1.5Kg増。
   1508洗車

原爆記念日

 今日は原爆記念日です。 もうあれから70年ですか。 人類として忘れてはならない日ですが、だからといって・・・・・例えば3月10日の東京大空襲は広島以上の犠牲者が出ていますが、広島より注目度が低いのはなぜでしょう。 理不尽に死ななければならなかった人にとって原爆だろうが通常爆弾だろうがそれは同じです。

暑いじゃない 熱い

   セミ
 暑い日が続きます。 猛暑ですね。 庭でセミが死んでいました。 それ自体は猛暑とは関係ないのですが、普通セミが死ぬと直ぐにアリさんが解体屋として集まってくるはずですが、一匹もいません。  あまりの暑さで焼けた地面、アリさんも足が熱くて歩けないのでしょう。 

   三匹の仔豚
 豚さんはやはり3匹でないと、ということで、豚さんを買ってきました。 両端は以前から使っているもの、真ん中のやや大きめのが、今回の購入品です。 車の整備や機材の積み込みには蚊取り線香は欠かせません。

D810A

 ☆ナビ、天ガ両誌にD810Aの記事が出ました。 それだけ注目度が高いカメラということでしょう。 Fマウントの問題と制御ソフトにやや問題があるものの、今後数年はハイアマの標準機になる可能性を秘めたカメラでしょう。
 ただ両誌とも購入を考えているユーザーから見れば突っ込みが足らない記事だと・・・・例えば高感度特性を出していますが、やはりコンポジット前提での議論にしてほしかったと。 そりゃ低感度のほうが画質がいいのは当たり前。 ISO1600 1分の露出4枚のコンポジットとISO6400 15秒 16枚で比較しなければ・・・・・

New  Nikkor24-70mmF2.8 VR

 待っていた新レンズが8月末に発売です。 でも 猛烈×2 にがっかり。 旧900gが新1070gに。 ありえません。 ライバルのCanonの24-70が805gであることを考えると、単焦点レンズ1本分重いことに。 これでは、年寄りは使うな、と言っているようなもの。 

バッテリー交換

   15バッテリー
 クルマのバッテリーを交換しました。 電圧は12.3Vで大丈夫なのですが、充電完了までの時間が短くなって来た為ディーラーで検査。 結果は要交換でした。 前回の交換は2011-08-15ですから、ちょうど4年目です。  写真は外したものですが、交換したものも同じものです。 比較的ハイグレードのものです。 寒いところに出かける天文車では、バッテリーは奢りたいと。

鮎祭り 花火i

15花火
 昨日は隣りの厚木市の花火でした。 天候に恵まれすぎで、とても暑い花火見物でした。 なんとなく規模が縮小しているここ数年です。 右下の点々は圏央道のライトです。

エアコン修理 その後

 7月12日、ここの書き込みのエアコン修理、時間がたつにつれて腹が立ってきました。 ということで、販売店に文句を言いに行きました。 まぁダメでしたけど。 そもそもガス漏れは保証外だとか。 4年前のエアコン購入は、リフォームにあわせてだったのが失敗のもと。 エアコンを設置した時には外壁ができていませんでした。 外に足場もあったし。 そのため4台のエアコン設置はすべて仮設。 壁の完成後再設置。 再設置では保障がきかない。 ガス漏れは保証外と再設置保証外のダブル拒絶。 業者も設置するときは仮設であることは知っていたはずですが。 そして再設置では保証がつかないとの説明もなかった。 では何のための保証か。 結論としては、今後Kジマでは何も買わない…これしかこちらとしては対策がない。 修理に来た人のコメント、『今度漏れたらガスチャージ代がもったいないので買い換えた方がいい』と。 確かにまっとうな見解。 そうするつもり。 でもあんたとこ以外で買います、ハイ。
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