EOSX3

 CanonのX3が4月下旬に発売されます。興味深々です。1510万画素ですから、1ピクセルは4.7μほどです。モノクロの天文用CCDと違ってそのままのピクセルと解像度が直結するわけではありませんが、倍の9.3μと考えれば、ほぼ同じとして比較できます。総画素400万画素です。
 KY博士はこれを2倍テレコン専用として導入を考えています。光学系を買い換える予定はありませんから、合成F値は12.8になります。4.7μは論外として倍の9.3μですらそのF値では実力不足と思われるかもしれませんが、そうではないと考えます。空間的に100の解像の能力を持っている光学系に100の能力の撮像素子を組み合わせたら、50の能力しか出ません。長焦点になると、光学系の問題、シーイングの問題等の問題が支配的になってきます。この条件下で、妥協なく限界までの情報を撮りこみたいときには、オーバーサンプリングがより必要になると考えています。逆説的ですが、長焦点こそ小さなピクセルと組み合わせるべきです。(2008-08-02の記事も参照)
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おかげさまで

6000
 おかげさまで、6000です。今後もよろしくお願いします。
 肝心の写真も更新がないのに・・・・今日も出かける予定だったのですが、ドクターストップです。体調を、といっても腰ですが万全にして夏の散光星雲の季節に備えたいと思います。今シーズンの西臼は終りました。次は五合目、高速1000円でしらびそです。しらびそは4月19日からは確実に上がれます。

牡丹の花芽

牡丹の花芽
 葉が出てきたかと思うともう菜芽がついていました。今年の花芽は5つです。葉の大きさに比べて花が大きすぎます。昨年の花が終わった後の栄養の貯えで咲くのでしょうね。

一年で一番静かな時

 今は一年で一番静かな時です。閉まっている店もあるし。これが4月になって、新入生を迎えると、界隈は一年で一番騒がしい時期になります。昨日、ふとしたことでインターナショナルの歌を思い出しました。もうメロディーすら忘れています。新宿の地下で学生が集まり歌っていたのは、40年も前のことです。当時の学生の前向きな姿勢は今は過去のものです。
 大学、学生が社会を変える・・・世界ではそうしたこともありましたが、当時でも日本では妄想だったことが後でわかりました。
 学生は、労働者=搾取・弱者階級の味方だ・・・労働者が弱者だなんて・・・独りよがりでした。
でも、妄想でも独りよがりでもなんでもいい。その前向きな姿勢は今の学生にはあまり見られません。利口になったのか?若くして年なのか?
 今、社会が不安定に向かっていることは確かです。新しく入ってくる人が、20年後の社会を支えることは間違いいありません。独りよがりでもOKです。考えてほしいものです。それが間違った方向でも大丈夫です。修正すればいいのですから。方向もなければ修正もできません。

冷やし箱・冷却特性

 冷やし箱が初遠征しました。といっても私のではありません。連絡によると、気温が氷点下6度のとき、4度くらいしか冷えないとか・・・・ペルチェ冷却の場合、気温に対してマイナス何度とか表現しますし、私もそうしてきました。しかし、これが成立していません。
 理由は次のように考えています。低温ではペルチェ自体が一番の発熱源になりこれが目立つことにより、温度差で表現する冷却能力が小さくなるようです。上記の冷やし箱の場合、72Wの熱源が近くにあるわけです。高温では、周り自体が大きな熱源ですから、72Wは相対的に目立たないことになります。
 この傾向は今部屋でも確認しました。温度差だけで見るなら、部屋のヒーターをつけ、部屋の温度を上げたほうがよく冷えます。どちらが冷えてるかといえばもちろん部屋の温度が低いときです。
 冷却CCDのように、冷やす対象が小さなときにはこの問題は目立ちません。もしフルパワー投入時の冷却限界を議論するようなときには、見えてくるでしょう。かといって、気温が低いほうが、より低温が得られることは確かです。何度下げれるかといった温度差の議論の時です。
 上の冷やし箱の対策ですが、気温が低いときには駆動電圧を下げることにより、少しは温度が下がるでしょう。ペルチェの電圧と電流が比例するとして、ペルチェの発熱は電圧の二乗に比例しますが、移動熱量は電圧に比例するからです。といっても、低温時に冷えがよくないという傾向は望ましいともいえます。カメラが冷えすぎないからです。-10℃を下回るとトラブルの心配もあります。EOS20Dでは気温が-15℃のとき、ミラーが上がりきらないトラブルがありましたから。 
  

運がない

 今日は遠征の予定でしたが、中止です。今夜の予報は曇り。予定より早く15時過ぎには、日照がなくなりました。来週に期待です。荷物は積み込んでありますから、いつでも出かけられるのですが・・・・20年前は、仕事を終えてから出かけ、翌日はそのまま仕事というのが日常でしたが、今はとてもそんな根性は残っていません。富士山五合目への道は有料でしたが、18時から翌7時までは無料で通行できました。この間を狙ってゲリラ出動でした。

暖かい日が続きます

庭桜
 ここ数日、暖かい日が続いています。庭桜が満開です。初夏には赤いルビーのような実がなります。甘くはありませんが、渋みがありなかなかいけます。
 最近の天体写真趣味には違和感を感じています。かつては、という言葉が出て来るようになったらもう、引退間近ということではありますが、かつては、自作か、たとえ購入したメーカー製の機材でも、自分なりに工夫しないとまともに使えませんでした。しかもその自分の工夫が人には通用しない、人の工夫が自分には役立たないことが多かったのです。それがトップメーカーの製品でもそうでした。欠点すら均一でない、失礼な言い方をいすれば工業製品の域に達してない代物でした。それを使いこなすのが逆に面白かったですね。
 今は、そんな製品はありませんね。天体写真のよしあしを決めるのは撮影時よりも、その後の処理に比重が移ってきている気がします。その処理の工夫は、ほぼ他の方の工夫は自分にも有効です。当時の天体写真にも後処理は当然ありました。暗室作業です。この暗室作業の腕の差は、今の画像処理の腕の差以上に大きかったと思います。腕の差というのが失礼ならば、方法の差といいましょうか。それが各々の作品の個性となったものです。それが今はどうでしょうか?
 まぁ引退間近の者のたわごとですが・・・・・
 

冷却効果

冷却効果
 冷やし箱の効果を掲載します。カメラはEOS1DⅢ、感度は1600にし、露出は20分です。同じ条件で2コマのダークを撮り、それらを減算したものです。いくらノイズが多いと言っても、これら二つのコマ間でまったく差がなければ、問題になりません。冷却の効果として、一コマのダークを示すことが多いようですが、それはダークを撮らなくてよいと言う意味でしかありません。KY博士はたとえ氷点下15℃のときにも必ず現地でダーク撮影を行います。したがってダークを引いても、なお差があることに冷やし箱の意味があります。
 写真左は15℃の時の結果です。ダークでは引ききれないノイズがあります。それに対し右は-2℃の結果です。バックグラウンドはかなりスムーズです。写真では荒れたように見えますが、どちらもかなり明度を上げコントラストを強調した結果です。実際の画像処理ではここまでレベルを上げることはありませんから、左でも明るい天体なら十分実用になります。これが-2℃の結果だとまったく低ノイズで滑らかなバックが得られるでしょう。
 今までにも、冷やし箱を使わない氷点下の撮影経験はあります。今回は結果はそれよりもスムーズです。箱の中ではファンが回っていますから、強風が吹いているのと同じ状態です。同じ温度でもより空冷された状態になっているのでしょう。

冷やし箱完成しました。

 デジカメの冷やし箱が完成しました。室温15℃のとき、-2℃まで冷えました。もちろんカメラは通電動作状態です。冷やし箱の中は、ファンが回っていますから、いつも強い寒風が吹いている状態です。これはカメラ全体を均一に冷やす効果があります。
今回のペルチェにかかる電圧は11Vです。12Vよりも低温が得られます。冷却ファンの能力によりますが、ペルチェは、自身の発熱と冷却の競争になっています。電圧が高いと発熱が勝ってしまいます。

コードの束ね

コード
 
 最近の天体機材はコードが這い回ります。今製作している冷やし箱にも、冷却用電源、カメラ電源、カメラ制御用USBコード、それに乾燥空気のパイプがつながります。
 左は、ST-402行きのコードをまとめたものですが、よく使われるスパイラルによるコードの束ねです。これでもいいのですが、やや柔軟性に乏しく、完璧な使い勝手とはいえません。
 今回は右のメッシュのパイプ?を採用しました。柔軟性に富み、使い勝手は上々です。後からこのメッシュの中に収めることは出来ません。USBコネクターのように小さなものはOKですが大きなコネクターはコードを通してから取りつけるけることになります。

マウント固定

固定法
 重いカメラの固定法です。KY博士のカメラはペンタの67マウントで、鏡筒と脱着します。67マウントは35マウントに比べ強度は十分ですが、今回のようにカメラ部が3.5Kgとなるとさすがに不安です。
 写真はその固定法です。ユニバーサルジョイントでカメラ本体(今回は冷やし箱)と鏡筒の間を締め付けます。この方法はドライアイス冷却法のときに使っていました。

冷やし箱完成

箱
 EOS1D-Ⅲ用の冷やし箱が完成しました。でも重い。箱と冷却ユニットで1.5Kgです。これにカメラ本体と、2モザイクマウントが加わると3.5Kgになってしまいます。昔やっていたドライアイス冷却よりは軽いですが(^^;)その重量に耐える技は後日アップします。
 発砲スチロールの素材にアルミホイールを張り付ける理由です。重量の大幅な増加なく、それなりに強度が増し、また外からの熱線のを反射します。この作りはドライアイス冷却時代からのもので、不格好と言われながら、これに勝る方法は思いつきません。修理や構造変更も容易ですし。
 それに、超高真空を作ることを生業としている者にとって、装置をアルミホイールでくるむのは、メンタル的にすごく安定するのです。この感覚は同業者なら、賛同していただけると思います。
 
 あと、温度計の取り付けや乾燥空気の配管等が残っています。なんとか次の新月には実戦配備できるでしょう。

中間コネクター

コネクター
 EOSのAC電源は紐付きというか、電池BOX(?)からコードが伸びていて、その先をAC電源に差し込むようになっています。使い勝手としては逆の方が便利なのでしょうが、ふいに抜けるなどのトラブルを考えてそうなっているのでしょう。
 でも、天体写真、特にこれからやろうとしている冷やし箱にはこれでは不便です。ということで電池ボックスの近くで切断、ここに中間コネクターを付けました。ついでにコードも替えて、3mにしました。次なる、高みを目指して粛々と作業を進めています。

あらら、残念・・・

 このH/Pの馬頭と魔女の横顔を、某天文誌二誌にそれぞれ応募していました。結果は共に不採用でした。残念・・・・何がいけないのだろう?思いつくことがあれば採択に向けて対策が取れるのですが、それが出来ません。同じ対象で採択された方のプリント原版を見ることが出来れば、勉強になり、対策が取れるのですが、それが出来ないのがもどかしい。まぁ、これはフォトコンにエントリーする方の一般的な悩みでもあります。

冷やし箱製作

冷やし 
 EOS1D-Ⅲ用の冷やし箱を制作しています。前回のX2用より、パワーアップをはかり、夏の富士山五合目で、カメラが0℃になるのを目指しています。写真は無負荷試験の結果です。前回のX2より、5℃くらいは低くなっています。前回が72Wで今回は82Wですが、消費電力より、冷却ファンの大きさによる効果のほうが大きいようです。5℃よく冷えるための500gの重量増は、接眼部への負荷を考えると 実用的には悩むところです。 PENTAX67の重さである1.6Kg前後にカメラと冷却箱の重さを抑えることを命題とすると、今回の構成は不可になります。前回の軽量タイプでも夏の富士山で5℃は可能で、シーズンのほとんどは零下になります。年間を通してはむしろ冷やしすぎの悪影響のほうが心配です。EOS20Dの時ですが、-15℃でミラーが上がりきらないことが一度だけありました。プロ用のEOS1Dでも-20℃はどうでしょうか?
 ショップの冷却改造に比べ、冷やし箱方式は温度が高く出てしまいます。それはカメラの置かれた空間の温度を測っているからです。ペルチェ素子の近くを測ればいくらでも低い温度は表示させることは可能です。ドライアイス冷却の時の経験ですが、フィルムの後を冷やしても冷却効果は上がりませんでした。フィルムの前に熱源があるからです。熱源と言っても熱いというわけではなく、気温と同温ですが、冷やされたフィルムから見れば前面は立派な熱源です。今回の場合は、ミラーボックスになりますが、ここが暖かい(気温)と、ここからの熱輻射は撮像素子を温めてしまいます。冷却箱方式はミラーボックスも冷えていますから、熱輻射はレンズからだけになります。レンズをなくすことはできませんから、これは仕方ありません。自分が0度の時、前に20℃の壁があれば輻射で温かく感じるのと同じです。全くあてずっぽですが、ショップの温度指示に対し、冷却箱方式では5℃くらいは高く表示されても効果は同じではないかと思っています。
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